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なぜ私は本を読むのか

つい先日、『なぜ本を読まなくてはいけないのか、読書を強要しないでほしい』

そんな投書を目にしました。

 

私は新築の家に書斎を作るほど本が好きなのですが、

この意見も理解できます。

 

 

と言うのも、おそらくこれを書いた人は

『本を読みなさい』『読書をしなさい』

と、言われたのでしょう。

 

この言い方ではおそらく誰も本を読まないし、

読んだとしても文章に没入することもできないでしょう。

 

結果的にこの人は本を読まされたと思い、

今後、本を見るたびに嫌な思い出が思い出されてしまうのでしょう。

 

『本を読みなさい』

こんな言い方しかできないのであるなら、

この発言主こそ本を読むべきですね。

 

さて、本題の私はなぜ本を読むのか、でありますが、

正直、深く考えたことがありませんでしたね。

 

昔から本を読むのが好きで、小学校の頃は図書室に、

中学校の頃は図書館に行くのが好きでした。

 

もちろん漫画が置いてあること、そしてエアコンが付いていること、

更には冷水器の水も飲み放題だったからではあるのですが、

本を連鎖させる事が出来たというのが一番の理由だった気がします。

 

本の連鎖とは私が今考えた言葉なのですが、例えば、

漫画の中で最強の弓の使い手が出てきたとします、

そうしますと、司書さんのところに行き、

世界最強の弓の名手の本はどこにありますか、

などと聞いて何種類かの本を読む、

といった感じです。

 

ちなみに、当時の記憶ですが、

ロビンフッド那須与一の本を紹介して貰ったと思いますね。

 

更にロビンフッドの使った弓がクロスボウだったという説の本などに連鎖していくのが

私の本の楽しみでしたね。

 

こういった連鎖で一番長かった連鎖はおそらく横山光輝三国志の時ですね。

三国志関連の本を連鎖駅に読み大いに混乱したことを覚えています。

 

誰からの目線で書かれた本なのか、

その違いだけで同じ時代のストーリーが大きく変わること、

正義というものがどれほど価値がないものなのか、

この時知りましたね。

 

ちなみに時々横山三国志は手に取っています、

いつ読んでも違った味がありとても面白いですね。

 

 

三国志 (新書版) 全60巻 (希望コミックス)

三国志 (新書版) 全60巻 (希望コミックス)

 

 一度読書が嫌いになってしまった人に

もう一度本を薦める時にはどうしたらよいのでしょう、

 

それを考えたとき、やはりここは漫画の出番でしょう、

親などから漫画を薦められることはあまりないと思うので

おそらく驚きと共に興味を示すでしょう、

興味を持たせてしまえばあとは漫画です、さらっと読んでしまえるでしょう。

 

例えば上の三国志など次から次へと続いていく物語は

飽きることなく読み進める事が出来ると思います。

 

これを読み終わるのを待って、声をかけるのです、

誰が好き?

とね、

そうすると中の人物の誰かの話をしてくるでしょう、

それがもし自分と違っていても否定してはいけません、

否定せず、その話を聞いて覚えてください、

王の話なのか家臣の話なのか、戦闘の話なのか軍略の話なのか、

内政の話なのか外交の話なのか、食料?武器?防具?衣服?

そんな話をすべて覚えておいてください、

覚えておき、その話題に沿った漫画を用意しましょう、

三国志の連鎖性の高さはピカ一なので間違いなくハマってくれるでしょう。

 

もちろん、これは例えですので、自分の好きな漫画でも構いません、

まずは興味を持たせる、そして楽しみを教えましょう。

 

『将来役に立つから本を読め』

こんな漠然とした、言い方は即刻辞めましょう。

 

将来のどんな事に、どんな時に役に立つのか、具体的に言えない以上、

そんな言い方では誰も聞いてはくれません。

 

たとえおんなじ本だとしても、読み手が変われば間違いなく感想も違います。

にもかかわらず、

役に立つから本を読め、

このセリフは本当に愚かなセリフだと思いませんか。

 

まずは、自分が面白いと思った本を興味を引くように渡すことです。

もし、万が一、思いつかないのであれば、読書が必要な人間は自ずと判るはずですね。

 

本日は以上となります、ここまで読んでいただきありがとうございます。